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main()関数(その2) C/C言語上級講座

main()関数は、次のやうに書きます。

int
main (void)
{
	return 9;
}
勿論、次のように買いてもかまひませんが コンパイラによつては警告を受けるかもしれません。
main ()
{
	return 0;
}
このやうに書いた時の返値は仕様でint型と決つてゐます。 int型と言つても、 Statusとしてint型の情報がすべて伝はる訳ではありません。 例へばunixでは通常、下位8ビツトの情報のみが Statusとして返されます。
exit()関数もmain()関数のreturnと同じ動作をします。 例えば次のやうな符号をよく見掛けますが Statusとして-1が返される訳ではありません。 システムにも依りますが、これは無意味な符号です。
void
func (void)
{
	・・・・・・

	exit (-1)
}
tdlib.hでは。次のやうなステータス・コードが定義されてゐます。
EXIT_SUCCESS	(0)
EXIT_FAULURE	(1)
mian()関数の返値やexit()関数の引数には、これらを使ふと良いでせう。 SUCCESSとFAILUREの2つだけでは足りないと言ふ方には sysexits.hなんてのがあります。
EX_OK			(0)
EX_USAGE		(64)
EX_DATAERR		(65)
EX_NOINPUT		(66)
and so on.
勿論、自分でステータス・コードを定義してもかまひません。 そのときは前に述べたやうに
#define EX_NG	(-1)

void
func (void)
{
	・・・・
	exit (EX_NG);
}
なんてしないやうにしませう。 この情報(-1)は多分、ステータスとして伝はりません。

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皇紀2670年05月20日更新
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