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printf()関数(その2) C/C言語上級講座

C言語で一番、有名なプログラムは以下のコードでせう。

#include <stdio.h>

main ()
{
	printf ("Hello, world!\n");
}

昔(C言語が出來たての頃)は大雑把だつたので、 このソースコードにはmain()関数の型宣言もReturn文もありません。
ほかに気がつく事はありませんか?
このソースコードでは、printf()関数の返り値を確認してゐませんね。 初心者にはprintf()関数の返り値がvoid型と想つてゐる型がゐらつしやいますが、 printf()関数の返り値はint型です。 従つて、上のソースコードを文法的に出來るだけ厳密に書けば、 次のやうになります。
#include <stdio.h>

int
main (void)
{
	(void)printf ("Hello, world!\n");

	return 0;
}

それでは、printf()関数はint型でどんな情報を返してゐるのでせう。
それはprintf()関数で表示される文字列の長さ(バイト数)なのです。 これには当然、空白や改行も含まれます。
実はこの情報は返り値からでなくても取得できます。 「printf()関数 その1」で使つちや駄目、と言つた方法です。 推奨しない方法なので詳しくは述べませんが、 上級者を目指すなら、さういふ事が出来るのだ、 と云ふ事は知つてゐる必要があるでせう。

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皇紀2670年05月20日更新
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